寸陰を惜しむ!社労士試験を突破する勉強法

社労士試験は、会社に勤めながら勉強するには、気が滅入りそうな量がありましたが、受験する限りは絶対に合格しようと思いました。試験は半年後だから厳しいかもしれないけど、1年半後には絶対に合格しようと決心して勉強を始めました。

電車のなかでは通信教育の付属CD、参考書をただ読んでいるだけのCDでしたが、少しでも早く覚えようと思っていつも聞いていました。会社での休憩時間も早く昼食を片付けて試験勉強。仕事中も時間があまったら試験勉強をしていました。

むかしの人は「作文三上」ということを言っています。文章を作る工夫をこらすに適した三つの場所という意味です。その三つとは「枕上」、「厠上」、「馬上」のことです。

枕上とは寝るとき、厠上とはトイレのことです。馬上は馬に乗りながらということです。この馬上は、今日では移動中の電車やバス、駅まで歩いている時などということになると思います。僕は、大学受験のときも社労士試験のときも馬上を上手く利用したと思います。要するに「寸陰を惜しむ」ということが大切だと思います。

少しの時間の勉強でも、長い時間と同じ、あるいはそれ以上の値打ちがあると思います。それとは逆に、時間があり余ると何もできないという経験は誰にでもあると思います。

試験は全部暗記した。と言えば、すごいやつだと思われるかもしれませんが、暗記というと少し誤解が生じると思いますので説明したいと思います。「暗記」という響きは、一字一句をそのまま覚えているような印象を与えてしまいますが、僕のお伝えしたい「暗記」は記憶を呼び起こすということです。

例えば、夜寝る前に、今朝の朝ごはんは何を食べましたか、次にお昼は何を食べましたか、そして夜は何を食べましたか、と時系列に思い出していくと、朝ごはんとお昼ごはんのあいだには何をやっていたか、お昼ごはんと夜ごはんのあいだには何をやっていたかも一緒に思い出すことが多いかと思います。

なんとなくイメージできるでしょうか。

そうやって記憶を呼び起こすためには、物語りのようにしていくと良いのです。

これが僕の言う全部暗記したということです。

物語りのようにして記憶に残すために、社労士試験でも一番大切にした勉強法は「声に出す!」ということです。

確か、一番初めに勉強した科目は労働基準法でした。家で勉強するときは、参考書をすべて声に出して読みました。これは大学受験のときと同じです。まず声に出して全部読む。これを10科目全部やりました。

理解できず意味が分からないことのほうが多いのですが、とにかく声に出して全部読みました。1回全部読んだだけではもちろんチンプンカンプンで意味が分からないので、もう一度同じように10科目の参考書を声に出して読みました。そしてもう一度10科目音読しました。3度音読すると、なんとなく勉強する範囲が分かってきます。科目は異なっているけど、同じような文章の言い回しがあったり、この法律の考えは、別の科目でも使う考えなんだなとか、うっすらと分かってくるようになりました。

ちなみに社労士試験は、この同じような文章の言い回しや、別の科目でも使う考え方が、とても多い試験であるということを強調しておきたいと思います。これに気付けば試験範囲の3分の1は短縮できると言っても良いでしょう。

声に出して読むことで、労働基準法の教科書の100ページ辺りにはこんなことが書いてあるな、あんなことが書いてあるなと分かるようになります。本でいうと目次の機能を自分の頭のなかで作り整理して順序だてていくと言えば分かってもらえるでしょうか。目次が先ほどの例えでいうと、朝ごはん、昼ごはん、夜ごはんになります。

これで参考書の基本的な勉強は終わりです。とにかく3回は全部、声に出して読むことです。3度参考書を音読するのに2カ月位かかったと思います。試験まではあと4カ月しかありません。

つづく

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